2008年3月8日土曜日

不動産投資:収益物件調査-現場の情報は電子的情報の数千倍?



物件を見る。とにかく100件は、まず見なくてはならない。こう教えられてとりあえず「旅」に出る。

最初に販売図面を取り寄せる。土地面積、築年、建ぺい率...。特殊な用語と数字が並ぶだけの紙をながめて、そこから何がしかの意味を読み取る。読み取れなければ、なんとなくのニオイを感じ取って判断する。

 それだけの情報から、その現場を見るかどうかを決断する。この決断の迅速さと正しさが投資の命運を決する。そういうことを学ばせていただいている。




 今は、ひたすら、それを繰り返すだけである。もう少し要領良く、絞り込んだ方が良いのでは、と思うが、何しろ、情報を取り込む技術と投資のための大きな戦略を描くことのどちらもできていないから、どうしようもない。

 しかし、現場へ行くたびに「ああ、パソコンの前に座っているだけだったら、これだけの情報を身体で吸収することはできなかったろうなあ」という感慨があるのだ。

 販売情報や、グーグルマップでは、まったくわからない廃墟が近所に放置されていたり、酔っ払いのオヤジが大声を上げながら駅前の歩道に座り込んでいたりという光景を目撃するのである。そういう現場へ行けば、物件のある地域の全貌の一部でも脳裏に刻まれる。これは、パソコン上で調べたものから想像するものとは、かけ離れている場合もある。

 単純に数字的なデータを取りたいのならネットの方が効率的だろう。しかし、総合的な情報量では、そういう電子的なものの数千倍?はあるのかもしれない。

 不動産は動かないものであるから、自分の肉体をそこへ動かしていくしか、その不動産の正体を知る方法はない。そこが、不動産の面倒くさいところではあるが、おもしろいところでもある。物理的に己の世界が広がるのを感じることができる。

*銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?

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