2008年11月16日日曜日

マンション売却リフォーム 物件の壁紙を貼り直すことに

なかなか厳しい状況であり、色々と悩ましい元自宅マンションの売却。悩んでいてばかりでは何も始まらない。何か新しいことを実行しなくてはいけないと思い、壁紙をすべて貼りかえることにした。

実は、今まで、数カ月間、住んでいた状態で売りに出していた時期も含めて、すべての仲介業者は、「この部屋の状態ならリフォームはせずにクリーニングだけで売り出してまったく問題ありません」と言っていた。

あるいは、他の物件に比べられば、ずっときれいだ、とも指摘された。

落とし穴はこういうところにあるのだな、と思った。

マンションを売りに出す作業を始めるずっと以前に、本を読み、売り出す時はリフォームをした方が高く売れると書いてあったので、それを実行しようと思っていたのだ。

いつのまにか、不動産仲介業者の言葉にまどわされて、やるべきことをやらなかった。

業者の目線は、マイホームの購入希望者とは違うということに気づいていなかった。

たとえ中古だとわかっていても、薄汚れたものより、ピカピカのものを選びたい。そう思うのが普通だろう。

自分だってそうだ。

今まで暮らしていて、お世話になった部屋を売りに出すということは、わが子を嫁に出す親のような愛情も必要だな、と気づいた。

化粧もしていないスッピンで、薄汚い格好でお見合いをする女性もいないだろう。

愛情のこもっていない物件に、人は魅力を感じないだろう。

というわけで、そんなことはしなくても良い、とアドバイスしてくれた方々に逆らって、壁紙を貼り直すための見積もりを業者にお願いした。

昨日は、2つの業者に来ていただいた。

そこで、なんと壁紙に続いて、またも「頭をガツン」と殴られたような指摘を受けた。

業者の方は、部屋の様子をまじまじと見た後質問なさった。

「ここは、いつクリーニングを入れられたんですか?」

1カ月前です、と答えると次々と、汚れの取れていない部分を指摘され、プロの業者なら、そのような汚れはすべて取り除いているはずであるという説明をされた。

よく見ると確かに指摘されたとおりで、自分たちで掃除をした状態から、あまり改善されていないのだ。

クリーニング完了後に、汚れが取れていないということは感じていたのだが、プロでも、こういう汚れを完全に取るのは無理なんだろうな、とあきらめていた。

なにしろ、プロの業者に部屋をクリーニングしてもらうなどということは、初めての経験だった。どの程度の出来ばえだったら合格点なのか、さっぱりわからなかったのだ。

しかし、この時の自分が感じたことを、率直に業者にぶつけてみれば良かったのである。実際に、クリーニングの作業を行った後に、その会社の責任者は、完了後のチェックをしていなかったのだ。

知り合いの方にご紹介をいただいた、ということもあり、言い出しにくかったのも事実だ。

今回の教訓は2つ。

自分の直感を通じて納得したことは、自分を信じて、まずはそのとおり行動を起こした方が良い。

人に頼らず、自分で業者を探して決めた方が、業者に物が言いやすい。

*銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?

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