2009年7月20日月曜日

ベース契約-米軍賃貸で破格の高収入を上げる方法



「ベース契約」。一般の人には聞きなれない言葉だと思うが、一部の不動産投資家の中では、おいしい賃貸契約ということで、人気があるようだ。

ベース(基地)つまり、在日米軍の基地がある周辺で軍属にマンションや戸建を賃貸契約することだ。

米軍で勤務する人は手厚く保障されている。いわゆる兵隊さんは基地内に住むことが原則となっているが、基地には色んな形で勤務する人がいて、軍人の子弟に教育をする教師のような人もこの中にはいる。

このような軍属は基地の近くの賃貸マンションなどに住むことができる。

この人たちは、米軍の補助により、高い家賃を支払うことができるので、同じ条件の建物でも、相場より、かなり高い家賃で契約することができる。

しかも、日本人と結婚したりすれば、かなり長期にわたり、住んでくれる可能性がある。

これは、三浦半島在住の不動産投資家、坊主N太郎さんから聞いた話。

米軍の軍属の方が好む賃貸物件の条件は、

海沿いである。

庭がある。

駐車場が2台以上あり広い。

畳の部屋はNG。(土足で使うという理由ではなく、畳のニオイがだめな人がいる)

いったん契約をすれば、管理費を5%ほど払えば、やることはない。

ただし、契約の内容は、日本式ではないので気をつけなければならないこともあるそうだ。

庭いじりをしていた賃借人が、チャバネドクガに刺されたのは、大家の責任である、と訴えたことがあったそうだ。

危険な虫などがいないように管理するのは大家の責任であるから、賠償責任がある、ということらしいが、日本では、ありえない発想だと思う。

このあたりの賃貸借契約の内容の違いなどを理解する必要があるだろうが、ベースの近くには、ベース契約を仲介してくれる業者があるので、納得するまで相談してから決めればいいだろう。

あとひとつの大きな問題は、基地の縮小や返還に伴い、賃貸需要が喪失すること。これは、大家の手には負えない話なので、常に米軍基地の動向には注目しながら経営しなければならない。

坊主N太郎さんが住む近くにベース契約にぴったりの中古物件が海沿いにあったそうだが、東京の投資家にあっという間に買われてしまったそうだ。

不動産投資は、その人の発想により、まったくもうからなさそうに見えるものが、金のタマゴを産むガチョウになることがある。

米軍基地=やっかいで危険なもの

という発想をする人と

米軍基地=金もうけのネタ

と発想する人では、得るものが変わってくる。

どちらを選択するかは

「自由だ~!」

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