2010年6月19日土曜日

空室対策としてリフォームで床が輝けば満室経営できるのか



最近、退去があった部屋をリフォームしました。

今までクリーニング業者にはがっかりさせられることが多かったので、今回の出来映えは、非常に良く見えました。

何が一番気に入ったかというと

フローリングがピカピカに光っていたのです。

20年も経過している物件ですが、最初に建築した業者はフローリングの材質に良いものを使っていたようです。

最近のペラペラのうっすい合板ではないのです。

まだまだ使えそうな状態でした。

上からCFを貼るのはコストががかかるので、剥離とワックスでお願いしました。

剥離剤をかけたフローリングは色が抜けます。その後にワックスをかけるのです。

このワックスがけの作業が床の光り方に大きく影響するようです。

今回の業者さんは10回くらい重ね塗りをしたそうです。

新品かと思うほど輝いて、黒っぽかったフローリングは明るい茶に変わっていました。

この業者さんは、賃貸物件を中心に仕事を受けているそうです。

「床が光っていると決まりやすいと不動産屋さんが言ってました」

そういう発言がありました。

お客さんを案内して内見してもらって賃貸契約まで持っていくのが不動産屋さんの仕事です。

彼らが経験している実例をもとに、クリーニング業者に「床を光らせる」ことを注文していると思われます。

床は部屋全体の中で占める面積が大きいので、光っていると部屋全体の光量が増えるのでしょう。

明るさというのは、借りる側としては重要な要素です。

日本人の多くは、住宅は中古より新築を好むと言われています。

中古と新築を比べれば、言うまでもなく明るさが違うわけです。

ですから、中古物件は明度を上げることに集中すべきではないのでしょうか。

20年ほど前、自分が賃貸部屋を借りるために不動産屋さんに連れられて内見した時の印象を思い出します。

RCの新築マンションでした。

最初に6階の部屋を見せられました。

その後、3階がまだ空いているということで、見てみました。

同じ作りで方位も同じすが、愕然とするほど日当たりが違いました。

おそらく6階の方が賃料も高かったと思います。

今なら、あれは、6階の部屋で決めさせるための策略だったのだろうと想像がつきます。

どれくらい賃料に差があったのか覚えていませんが「より明るい」という印象だけで、決めてしまったのです。

今回の部屋は1階ですが、すでに埋まってしまった3階の部屋を希望していた方が、同じようにリフォームするのなら借りたいという希望を出されていました。

ありがたいことにリフォームが終わった部屋をご覧になり、正式契約が成立しました。

結論!

クリーニング業者さんには床をピカピカに光らせ、金属など光りそうなものは、すべて輝くように磨いていただくよう注文しましょう。

関連記事

賃貸併用住宅建築は投資にはならないが純粋にマイホームなら何とか

スルガ銀行で住宅ローンを借りて賃貸併用住宅を建築するのはサラリーマンにお勧めできる?

賃貸併用で住宅ローン使って建てた物件は売りの時に苦しいのでは

賃貸併用住宅でオーナーが上に住むのは間違った構造

賃貸併用住宅を運営するメリット・デメリットを業者さんに学ぶ

賃貸併用より自己所有アパートに住む方が不動産投資としては儲かる

賃貸併用住宅で稼ぐためには工務店とやりあう覚悟が必要

賃貸併用住宅で稼ぐためのハードルは高い

銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?

0 件のコメント:

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...