2010年7月3日土曜日

ローン金利が低いといっても実質金利で考えると喜べないかも

「実質金利」という言葉を初めて聞きました。

銀行はお金を貸している人に対して、その借り主からの金利で儲けているわけです。

この金利は実は、物件を買うために借りたローンの金利に加えてほかの要素に影響されるということらしいです。

借りることにより、貸主である銀行に金利をあげることになりますが、もし、あなたがその銀行に定期預金をしているならば、その金利をもらっていることになります。

ここで、うっかり忘れているのは銀行に入ったままになっている定期預金の額です。

もし1000万円を定期で預けて0.5%の金利で利子をもらっていたらどうなるのでしょう。

この1000万円を頭金にして利回り10%の物件を買った方がずっともうかるのではないでしょうか。

ですから1000万円を定期預金で入れてくれたら、物件のローンの金利を3%から2%に下げてあげるよ、と言われても冷静に考えなくてはいけないようです。

「1%台」で長期借入していたある社長は、まわりから、「すごいですね」と言われていたが、この社長の実質金利は6%だったそうで、理由は定期預金がごっそり入っていたからだそうです。

金融業界では実質金利のことを「ジッキン」と呼ぶそうです。これを口にすると担当者はビビる(笑)らしい。

実質金利の計算方法は、「無担保で16億円借りる小山昇の実践銀行交渉術」に書いてあります。

この本は、不動産投資をする人のために書かれたものではありませんが、銀行から融資を有利に引いて経営をうまく回すためにはどうしたら良いのかというノウハウが満載です。

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