2010年7月10日土曜日

不動産所得の税務申告をプロに頼むと魔法のように金が儲かる?



「税務申告をプロに頼むと金が儲かる」のではなく「金を損する」のではないかという疑念が消えませんでした。

収支の内訳と申告書を作成するだけだったので、ウチの賃貸規模なら、自力ですべてやれる。

そう思っていました。

複式簿記で記帳しない不動産所得の申告では、10万円の控除しか取れません。ですが、その方がわざわざ税理士にお願いして65万円の控除を受けるよりメリットがあるのではないか、という考えです。

とは言っても申告に関する領収書や資料の整理・記録には結構な時間を取られてしまいます。

お金で時間を買うのもありだなと発想を転換することにし、税理士を探す方向に進み始めました。

税理士を支援するビジネス関係にある人に聞いたら、パソコンやメールをまともに使いこなせる税理士は全体の30%しかいらっしゃらないのではないかという言葉が出ました。

これを聞いてさらにびびってしまいました。

びびっていてもしょうがないのでネットで自宅の近辺で開業している税理士を探してみました。

まともなサイトをつくっていない税理士や法人はNGにしようということで検索しました。

まともそうに見えるサイトを設置しているからといってまっとうな仕事をしているわけではありません。

最初のとっかかりとして、一か八かになるかもしれない知り合いの紹介から始めるのはちょっとどうかなと思い、この方法でいくことにしました。


「地名+税理士」でクリックすると、かなりありました。

中には、「税理士で金儲けしよう」なんていう怪しいつくりのサイトもあり、笑えました。

この中でサイトの中身がまともで自宅に近く、さらに自社ビルも所有している税理士事務所を訪ねることにしました。

確定申告3期分と所有物件の資料をお見せして相談しました。

やはりプロです。

たちどころに記入の不備を指摘されました。

勘定科目の分類もこうした方が良かったという提案もありました。

税務署が目をつけている部分はどこなのか。

それに対する対策は?

そんな役に立つ情報が次々に明らかになりました。

これからの申告対策の見通しもズバリ指南していただき、ありがたいことでした。

大筋では、

まだ法人化は時期尚早

来年は複式簿記で65万円の控除をいただく

同時に来年から専従者給与を支払い始めることで所得を分散する

このような基礎的プランをいただきました。

これだけの相談内容を無料でやっていただいたということで、大変な価値のある面談でした。

税理士に申告をお願いするつもりの方は、是非このような方法でまず面談されることをお勧めします。
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