2011年10月1日土曜日

収益物件の空室対策:賃貸仲介業の多さで客付け営業の方法は変わる



空室が出たときに自動的に賃貸仲介業者がお客さんを部屋の内見に連れてきてくれればそんなに楽なことはありません。

最近は賃貸部屋を探す人の大半は、まずネットで入念にリサーチをしてから不動産屋さんの窓口に現れるという話を聞きます。

収益物件の空室を埋めるためには、この窓口に来たお客さんを部屋に連れてきてもらわなくてはなりません。

ここで何千とある空室の中からお客さんに選ばれて、なおかつ賃貸の業者さんにそのお客さんを内見に連れてきていただくためには、かなりのエネルギーをかける必要があります。

何もしなくても入居希望者が押し寄せるような立地条件の良い新築で設備が最新の物件を所有していれば苦労はないんでしょうけどね。

ウチの場合は最初は物件周辺の業者へじゅうたん爆撃的に募集のファクスを流していました。

数をこなすことが苦にならないならこの方法でも良いのですが非効率的でもありました。

なぜならランダムに選んだ不動産業者の中には、そもそも自社で管理している物件しか客付けはしないという業者も入っているからです。

ですから結局、選んだ業者にまず電話をしてみて、「一般媒介」での仲介を行っているのかどうかを確かめて、そういう業者だけを登録してファクスを流す方法に変えました。

客付けの時はこういうやり方をやっているという話を不動産投資家の方の集まりで話していると、その方法は使えない、と言う声が出ました。

この方が所有している物件の地域では、そもそも不動産仲介業者の数が限られているそうです。

その限られた数の業者の中で有力な業者にだけお願いするそうです。

むやみやたらと地域の業者に募集をお願いしてしまうと、その有力な業者が「へそを曲げて」しまわれるそうです。

そうなってしまうとせっかくの営業が裏目に出てしまうことになります。

なるほど、収益物件の客付けは、物件の地域性と密接に結びついているのだな、と再認識しました。

つまり、客付けの営業ひとつをとっても、「こうやればOK」というインスタントなノウハウはないわけです。

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