2011年12月28日水曜日

新築アパート:役所の規制で収益が左右されることも



ゼロからモノをつくるのは大変なことです。

自宅を建てるのも収益物件を建てるのも同じ大変さがあると思います。

収益を生まないマイホームを建築するのなら、お金の計算にそれほどシビアになる必要はないかもしれません。

ウチの場合は、賃貸用の部分は一部屋だけでした。

しかも不動産投資のイロハもよくわかっていない状態で建築を始めてしまいました。

ですから、真剣に儲かるかどうかのシミュレーションも出来ずに完成させてしまいました。

この建築中で最もフラストレーションを感じたのは建築確認というお役所の規制をクリアするために重要な部分を犠牲にする必要が出てくることでした。

この部分は建築家の技術的能力と役所との交渉力にかかっているから素人には手が出しにくいと感じました。

このような障壁で建築費が上がったりしますし、賃貸のための部屋に影響が出ることがあります。

例えば住居として使用する建築物は採光の基準がなかなか厳しいので、勝手に窓の数を決めることはできません。

先日見学させていただいた新築アパートの一室では玄関のドアと玄関部分をすりガラスにするよう要求され、住居というよりは、事務所向け物件のような見かけになっていました。

このような設計を強制されると賃料設定など収益に大きく影響してきます。

たった一部屋の問題とは言え収益物件は長期にわたる経営です。

細かい規制の網にひっかかっても、それをうまくクリアしてくれる建築家や工務店の力がないと、重要な収益を失う可能性もあります。

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