2011年12月29日木曜日

区分マンションより戸建ての方が不動産投資としては管理費のコストで有利か



中古の区分マンションよりは中古の戸建ての方がインカムゲインを狙う不動産投資としては有利なのではないでしょうか。

区分マンションは築古になると管理費と修繕積立金が高くなります。

最初から高い物件もあるかもしれませんが...。

新築の区分マンションはデベロッパーが売りやすくするために、管理費と修繕積立金は意図的に安く設定している可能性があります。

年数が経過して、修繕にかかる費用が絶対に足りなくなると管理組合がきづいてから修繕積立金を上げます。

ある程度年数が経過しているのに修繕積立金が安い物件があるとしたら、買ってからすぐに上がる可能性がありますから要注意ですね。

管理費に関しては管理組合が努力して下げようと思えば下がらないことはないと思います。

ただし、理事長をやった経験から言えることは、区分の所有者にコスト意識の高い経営者的発想をする人は少ないので難しいということです。

意味のないBGMを流す有線放送を解約しましょうと提案しても、「マンションの価値が下がる!」と主張して猛然と反対する人がいました。

エレベーターをPOG契約にして維持費を安くしようと提案すると「安全性」を問題にして反対する人が出ました。

管理会社もキックバックを得られるウマミがなくなるので反対です。

ありとあらゆる反対勢力のおかげで管理費を抑制する方向にはいきませんでした。

マンションの区分所有のコスト管理を所有者が実施することは不可能ではないが、ぼう大な時間とエネルギーの浪費であると悟りました。

この点は戸建てでしたら所有者の思うがままにコントロールできます。

修繕費は築古なら当然かかるでしょう。

でもコストを抑えることはオーナーの努力次第で可能です。

管理費なんてありません。

オーナーが管理すれば良いのです。

インカムゲインをなるべく多く長期に取りたいなら、無駄な固定費を抑えることが最も重要です。

区分マンションにかかる経費を損失と見るか、必要経費でいたしかたないと考えるかは投資家の考え方ひとつですが、私は区分を投資で買いたいとは思いません。

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