2011年12月31日土曜日

不動産投資の勉強:日本で稼げるのに、より困難な海外投資を勧める人たち



国内産業壊滅、雇用消滅、ハイパーインフレ、金利高騰...

この世の終わりが今にも来るかのようなタイトルや内容を売り物にする本や雑誌があふれています。

景気が悪いと、このような危機を煽る出版物やセミナーなどが出てきます。

ある意味需要に応えているのでしょう。

「危機」を前面に押し出した方が人の目を引きやすいのです。

赤信号と同じです。

こういう「日本ダメダメ逃避シロ」系の中では不動産投資でも煽って商売に結びつけようとする人たちはいます。

いわゆる海外投資です。

外国の不動産に投資しましょうと呼びかけるのです。

日本の不動産だけを持っていても危ないですよ。

分散投資をしましょう。

複数の国に不動産を持てば為替のリスクも回避できます。

日本で不動産投資をした経験のない人にまでもお勧めだそうです。

でもね、冷静に考えると現在、日本より不動産投資で稼げる可能性のある国はないのではないでしょうか。

こんなに金利の低い国はないでしょう。

物件の利回りがそんなに高くなくてもイールドギャップは取れます。

イールドギャップのあまりない外国の不動産に投資してもインカムゲインはあまり取れません。

キャピタルを狙うしかありません。

これから「どんどん成長する」って言われても不動産価格が買った時より上がるかどうかなんて水モノです。

外国の不動産情報については言語の問題もあるし、現地情報や政府の政策情報などをリアルタイムで収集し、理解することは困難です。

「コンサルタント」の方や「専門家」におすがりするしかありません。

わずかなインカムゲインしかない収益(あればの話)からコンサル料金が引かれます。

それでも海外投資をやりたいという人がいるとするならば、その方はすでにイヤというほど日本でお金を蓄積なさっているはずです。

こういう人ならいわゆるリスクヘッジとしての「分散投資」は意味のあることかもしれません。

残念ながらウチのような貧乏投資家には無理という結論です。

お金をあまり貯めていない人が分散投資をしてはいけないと思います。

稼げると思った分野で一気に集中投資をした方が金の貯まる速度は上がります。

投資は最も難易度の低い(複雑ではない)ところから、初めは「小さい」案件からスタートさせるのが王道で、成功している方はほとんどこのようなス

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