2012年8月3日金曜日

不動産業者に利用されてカモになるとは

不動産仲介業者には色々なスタイルがあります。

少なくとも宅建業の資格を保有している業者なら安心だろう。

そんな考えではやられてしまうこともあります。

だからと言ってなんでもかんでも疑ってかかれ、と言ってしまえば、不動産業者とは一切つきあうことはできなくなります。

完全に違法行為をしている業者は論外ですが、このような業者は業界から追放されてしまう可能性が高いので免許を持っている業者で明らかに違法行為を日常的に行っている業者はまれでしょう。

たちが悪いのは違法行為ではないが、お客にとって不利なことを平気でやる業者です。

これは、つまり、「お客様」とは考えていないのです。

簡単に言うと

「カモ」です。

「カモにする」ということは何も違法行為だけではありません。

業者に利用されるような人はみんな「カモ」なのです。

多くの「カモ」は利用されていることすら気づきません。

その代わり、利用されていることに気づいたら、逆に利用してやることを考えた方が良いかもしれません。

賃貸の仲介業で紹介してもらっている自分の物件の空室をいわゆる「あて馬」として使われることはよくあります。

つまり、仲介業者が優先的に契約をとりたい部屋をお客に契約させるように仕向けるための「仕掛け」として使われることです。

これは、別にあて馬として使われても内見をした人がその部屋を気に入ってくれれば、契約が取れるかもしれませんので特に問題にはなりません。

業者の思惑がはずれるだけの話です。

売買でも同様に「あて馬」として使われることはあるようです。

この場合、あて馬は物件ではなく投資家です。

買いたそうな投資家を確保しておいて、その投資家を使って物件の売買価格を上下させたりして、業者が有利な状況になるように利用するのです。

このケースは利用されているのに気づかない場合もあります。

利用された投資家は結局、時間(お金)を損することになります。

実害がおよぶようなやり方では利用しませんので、カモになった投資家は釈然とはしませんが、どこにもこの「損害」を訴えることはできません。

業者がまんまと物件をうまく売りさばいてほくそ笑むだけです。

勝者は売主、最終的な買主、そして仲介業者です。

敗者はあて馬として利用された投資家です。

これをやられるということは業者に「お客あつかいされていない」ということです。

悔しかったら「お金持ち」になるしかありません。

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