2014年1月19日日曜日

賃貸で最もいやな退去を減らす方法は家を買えない人に入居していただくこと?





賃貸アパートを経営していて最も難しくて「イヤナ」ことは退去があり、客付けをしなくてはならないことです。

これさえやらなくてよかったら「賃貸経営は天国だ」と言ってしまいたいのです。

不動産投資を「不労所得」と考える人は、賃貸経営が始まると

「そんな話は幻想だった!」

と気づきます。

賃貸経営を「経営」と理解して始めた人は恐らく、

「仕事が少なくて驚いた」

と思うかもしれません。

バカバカしい話ですが、怠け者にとってちょびっとでもだるい仕事があると、怠け者は、この世の終わりのような反応をします。

働き者の方には申し訳ありませんが、そんなものです。

そこで、答えの出ない質問をしてみました。

「いったいどういう人に部屋を借りてもらったら永遠に住んでもらえるか?」

同じ賃貸アパートに長期間住む人をプロファイリングすると


  • 人事異動がない(職場が変わらない)
  • 引っ越すお金がない
  • 引っ越すのがだるい
  • 家賃が安い(と思っている)
  • その場所が好きでたまらない
  • 家(マンション)を買おうなどとは思わない

などが浮かびました。

もっとありそうですが。


4年間賃貸を運営した経験から、退去する人の理由は様々です。

ですから、退去しない人はどういう人かと断定するのは難しそうです。

ただ、長期間住んでいただいている人の特徴を考えると上記の条件に当てはまるような気がします。

つまり、退去しなさそうな人に入居していただくためには、上記の条件になるべくたくさん当てはまるような人を選んだ方が良いということでしょうか。

ところが、上記に当てはまる人の中で
  • 引っ越すお金がない
に当てはまる方は家賃も払えなくなるリスクがあります。

つまり、「お金をたくさん稼ぐ人も、稼がなさ過ぎる人も」リスクが高いということです。

難しすぎますね(笑)!

ここまで考えていくと賃貸物件の種類も重要なファクターになってきそうです。

しょっちゅう人が入れ替わる物件はNGです。


不動産投資を始めようとする人が最初に憧れるのは「家賃が高い」物件かもしれません。

これは上記に当てはまる条件の中で

  • その場所が好きでたまらない
に当てはまる人が入居するかもしれませんが、ちょっとやばそうです。

なぜなら「高い家賃」を払える人は近い将来「家を買う」かもしれません。

だんだん考えるのが面倒くさくなってきました。

結論です!

適度に所得が低く、あちこち引っ越さざるを得なくなるような野望と能力に欠けている。

これを入居申し込みが入った時に見極めることですね。

以上!

1 件のコメント:

アメリカの大家 さんのコメント...

>適度に所得が低く、あちこち引っ越さざるを得なくなるような野望と能力に欠けている。

これも、まさにアメリカと同じ!

今月、3年近く借りてくれた優良入居者が、今月、契約満期まで4ヶ月を残し、早期退去していくのですが、夫が昇進できる確率を延ばすために転勤するからなんです(看護師の妻の方が稼いでいるのだが)。

そんな野望のある借り手はいらないんですw

転勤しなければ、今年、買っていただろうから同じなんですが。(私の出口戦略は、売主ファイナンスなので、売主ファイナンスで買ってくれるならいいのですが、頭金3.5%のFHAローンで買うなんていう借り手はいらないんです。)

こういう人に貸したいんですけど、
http://d.hatena.ne.jp/o-ya/20120731
入居審査に「安定志向度テスト」を盛り込みたいw

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