2014年2月15日土曜日

銀行の融資姿勢はコロコロ変わるのでそれを利用することはできるのか





銀行の融資に関するポリシーは短期間で変わるという話は聞いたことがあります。

実際にその通りであるようです。

なぜなら、最近、銀行の担当者がウチに融資を出したがっているという話を聞いたからです。

最後にそこから融資をいただいた時には、当分おたくには融資は出せませんと言っていたのです。

現在は期末に近いからということもあるでしょうが、劇的な態度の変化です。

通常、景気が良くなると銀行・金融機関の融資は緩くなると言われています。

融資の基準が緩くなるということは収益物件や不動産を買える人が増えるということです。

「買いたい・買える人」が増えると物件の需要が増え、物件価格が上がります。

物件価格が上がると利回りが下がります。

利回りが下がると儲けが減ります。

融資が緩い時期は銀行は利回りの低い収益物件でも融資を出します。

これは「買える人」にとっては危険な状態です。

なぜなら、うっかり「儲からない」物件を「融資が付くから」という理由で買ってしまう可能性があるからです。

銀行にとって、収益物件の利回りが高いとか低いとかは関係ありません。

長期間にわたり金利が入ってくれば銀行は儲かるのです。

利回りが低くて積算価格が購入額より低い物件を買ってしまえば、購入後しばらくは儲からないからと言って売却はできませんし、借り換えもできません。

銀行にとっては好都合です。

融資金利の低い銀行ほど「儲かるお客」を囲いこむことができます。

金融機関の儲けの戦略としては「長期間、金のタマゴを生み続けるガチョウ」が欲しいのです。

金融機関にとって「金のタマゴを生み続けるガチョウ」になるのはかまいません。

しかし、金のタマゴの分け前にあずかれなければ悲惨です。

現在の融資が緩い時期というのは物件の選定を誤らないようにしなければならないようです。

逆に融資の基準が厳しい時期というのは、儲からない物件には融資を出してくれない可能性が高いと思います。

そういう時期の方が物件を買うリスクは低下しているでしょう。

なぜなら、物件の供給が上がるので利回りが上がるからです。

融資が緩い時期の方が収益物件は買いやすいように感じますがリスクは高まると考えた方が良いのではないでしょうか。

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