2015年8月20日木曜日

ピケティの21世紀の資本を読まずに語る

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ピケティという学者さんが書いた「 21世紀の資本 」という本は大ブームになったそうです。

分厚い本のようで、買ってから1銭の得にもならないような内容だったらどうしよう、と不安になるので、未だに手を伸ばしていません。

経済に関する本で、「お金を稼ぐこと」につながりそうもない内容だと読む気にならないのです。

ピケティさんは、この本が売れたおかげで日本にまで来て講演なんかをしているようですからきっとお金儲けはうまいのだと思います。

でも「格差をなんとかしろ」と本の中で主張している(読んだことないが、あちらこちらで書いてあることから推測)らしいので偽善者かもしれません。

お金を稼げるなら偽善でもなんでもいいや、という人なら、なかなかの人ですね。

お金持ちはますますお金持ちになり、貧乏人はますます貧乏人になる。

そんなことを分厚い本の中でデータを使い説明しているらしいのです。

はっきり言って数百年分の数字を使わなくても、このようなことは私のように半世紀くらいしか生きていない人間でもわかります。

なぜかというと

お金持ちの人というのは、宝くじ当選や、たまたまお金持ちの親戚から相続した人の場合を除き、お金の稼ぎ方と守り方を知っているからです。

これは、親から子へと代々受け継がれます。

よく、ユダヤ人のなんとかの教え、などと大仰なタイトルをつけて本が売られていたりしますが、そんなものは別にユダヤ人でなくとも、お金持ちの間では常識だと思います。

これは世界共通でしょう。

同時に貧乏な人というのは、なんとかしてその境遇から抜け出してお金持ちになってやろうと実践する人を除いて貧乏なままです。

これも親から子へと代々受け継がれます。

古代では制度的に貧乏人を貧乏な状態に縛り付けておくことがありました。

例えば「奴隷制」です。




"Boulanger Gustave Clarence Rudolphe The Slave Market" by ギュスターヴ・ブーランジェ - Art Renewal Center. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

現代ではほとんどの国で昔の奴隷制のようなものは違法とされています。

しかし、巧妙な形で脱法し奴隷を維持している国も環境もあります。(Global report on trafficking in persons

このようにお金持ちのステータスと貧乏人のステータスを維持する装置というものは有史以来存在し、現在でもなくなっていません。

それを今さら「格差」がどうの、というのはいったい何なのでしょうか。

つまり、これも巧妙な「格差」言い換えれば「金持ち」と「貧乏」のステータスを維持させるためのキャンペーンなのです。

世の中には格差というものがありますよ。

格差というものをお金持ちの人たちは「認識」してますよ。

そして貧乏な人たちを「なんとかしてあげなければ」と思ってますよ。

そういうことを貧乏な人たちの意識に植え込んで安心させようとしているのです。

安心とまではいかなくとも、「気にならなくなる」程度にしてしまう。

つまり、そうすることによって「反乱」を起こさせないようにしているわけです。

歴史上、奴隷の反乱というものは起こりました。

いかに、これを起こさせないようにするかがお金持ちの使命です。

ピケティさんが、これに自発的に一役買っているのか、あるいは他の人に利用されているのかはわかりません。

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