2012年12月3日月曜日

起業家の最終目標も結局不動産投資ですか



先日、起業家を育てるためのセミナーの「キックオフセミナー」というものに参加しました。

これには「1億円プレーヤー」を目指す人たちのプログラムというような謳い文句が付いていました。

現実に年商が数億円というレベルで成功している起業家の人たちが中心となって起業を目指す、あるいはすでに起業している人たちを育てるという趣旨でした。

講師の一人が語っていた言葉が気になりました。

この人は、このセミナーの講師陣に入っている人から

「Sさん、あなたは3カ月間メールも使わないで船旅ができますか」

そう尋ねられたそうです。

その誘いの意味は

「長期間何もしないで収入を保つことができるか」

という問いだったわけです。

この問いを発した人は米国で不動産投資をしているそうです。

「米国での不動産投資」が賃貸経営なのか、何か他の方法なのかはわかりません。

少なくともこのエピソードはSさんにとっては究極の目標のように聞こえました。

「何もしなくても稼ぎ続けられる」

この仕組みをつくることが重要である。

このセミナーで講師陣が語っていたことは共通していました。

起業が目的ではなく、最終的に起業家が起業をしてその会社をどうしたいのか。

その「出口」をまず考えてから起業するのだそうです。

こういう話を聞いていて思ったのは、やはり不動産投資の有利さです。

なぜなら苦労して起業してお金を貯めても不動産投資の知識がなければ、不動産を買っても失敗します。

それなら、起業する前に不動産を勉強して「限りなく自動操縦が可能」で「3カ月間の船旅ができそうな」不動産投資をやった方が早道ではないのかなと思いました。

サラリーマンが職をやめて起業する。

起業して順調にお金を貯める。

そのお金を元手に不動産を買う。

このプロセスでも良いでしょう。

残念ながらここには大きな落とし穴があります。

融資を使わなければ何の問題もないでしょう。

融資で収益不動産を買うとすれば、金融機関の承認という大きな壁が立ちはだかります。

サラリーマンの肩書きがあれば、喜んで融資を出してくれた銀行も、独立した起業家には厳しいはずです。

最終目標を「3カ月の船旅」実行に置くとしたらサラリーマンの場合は、「まず起業」という選択肢は厳しいものとなると思います。

もちろん、どうしてもやりたいビジネスがあれば別の話ですが...

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