2010年7月27日火曜日

不動産ブローカーも参入するソーシャルメディア

冷静に考えれば当たり前と思えることですが、重要な真実が書かれている本を読みました。

米国でソーシャルメディアを活用して資産を築き上げたウクライナ移民の米国人が書いた本です。

ゲイリー・ヴェイナチェック著

「ゲイリーの稼ぎ方」

家業のワインショップの売り上げを激増させ、さらにユーチューブでワイン専門番組を立ち上げることにより、収益を加速させることに成功した若者です。

1度も就職したことはない根っからの商売人です。

邦題が「稼ぎ方」ですから直接的なビジネスのノウハウを披露したお手軽な本かと予想していました。

実際は相当に真剣なコミットメントを読む人に迫る内容です。

「あなたが一番好きなことをやって金をもうけろ」

そう言っているのですが、

「すべてのエネルギーをそれに注ぎ込め」

とも言っているのです。

これは、ビジネスを立ち上げようとしている人にとっては、意外な盲点です。

世の中で、本当に好きなことを、すべてのエネルギーを注いでやり通して成功している人はいるのだろうか。

そういう疑念がわいてきます。

同時に「本当に成功している人は、それをやっているよね」とも思えます。


そんな本の中で、なんと不動産業のソーシャルメディア利用例も紹介されていました。

イアン・ワットというカナダのブローカーです。

http://www.ianwatt.ca/

かなり濃いという点ではゲイリーと似てますね。

2010年7月10日土曜日

不動産所得の税務申告をプロに頼むと魔法のように金が儲かる?



「税務申告をプロに頼むと金が儲かる」のではなく「金を損する」のではないかという疑念が消えませんでした。

収支の内訳と申告書を作成するだけだったので、ウチの賃貸規模なら、自力ですべてやれる。

そう思っていました。

複式簿記で記帳しない不動産所得の申告では、10万円の控除しか取れません。ですが、その方がわざわざ税理士にお願いして65万円の控除を受けるよりメリットがあるのではないか、という考えです。

とは言っても申告に関する領収書や資料の整理・記録には結構な時間を取られてしまいます。

お金で時間を買うのもありだなと発想を転換することにし、税理士を探す方向に進み始めました。

税理士を支援するビジネス関係にある人に聞いたら、パソコンやメールをまともに使いこなせる税理士は全体の30%しかいらっしゃらないのではないかという言葉が出ました。

これを聞いてさらにびびってしまいました。

びびっていてもしょうがないのでネットで自宅の近辺で開業している税理士を探してみました。

まともなサイトをつくっていない税理士や法人はNGにしようということで検索しました。

まともそうに見えるサイトを設置しているからといってまっとうな仕事をしているわけではありません。

最初のとっかかりとして、一か八かになるかもしれない知り合いの紹介から始めるのはちょっとどうかなと思い、この方法でいくことにしました。


「地名+税理士」でクリックすると、かなりありました。

中には、「税理士で金儲けしよう」なんていう怪しいつくりのサイトもあり、笑えました。

この中でサイトの中身がまともで自宅に近く、さらに自社ビルも所有している税理士事務所を訪ねることにしました。

確定申告3期分と所有物件の資料をお見せして相談しました。

やはりプロです。

たちどころに記入の不備を指摘されました。

勘定科目の分類もこうした方が良かったという提案もありました。

税務署が目をつけている部分はどこなのか。

それに対する対策は?

そんな役に立つ情報が次々に明らかになりました。

これからの申告対策の見通しもズバリ指南していただき、ありがたいことでした。

大筋では、

まだ法人化は時期尚早

来年は複式簿記で65万円の控除をいただく

同時に来年から専従者給与を支払い始めることで所得を分散する

このような基礎的プランをいただきました。

これだけの相談内容を無料でやっていただいたということで、大変な価値のある面談でした。

税理士に申告をお願いするつもりの方は、是非このような方法でまず面談されることをお勧めします。
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2010年7月3日土曜日

ローン金利が低いといっても実質金利で考えると喜べないかも

「実質金利」という言葉を初めて聞きました。

銀行はお金を貸している人に対して、その借り主からの金利で儲けているわけです。

この金利は実は、物件を買うために借りたローンの金利に加えてほかの要素に影響されるということらしいです。

借りることにより、貸主である銀行に金利をあげることになりますが、もし、あなたがその銀行に定期預金をしているならば、その金利をもらっていることになります。

ここで、うっかり忘れているのは銀行に入ったままになっている定期預金の額です。

もし1000万円を定期で預けて0.5%の金利で利子をもらっていたらどうなるのでしょう。

この1000万円を頭金にして利回り10%の物件を買った方がずっともうかるのではないでしょうか。

ですから1000万円を定期預金で入れてくれたら、物件のローンの金利を3%から2%に下げてあげるよ、と言われても冷静に考えなくてはいけないようです。

「1%台」で長期借入していたある社長は、まわりから、「すごいですね」と言われていたが、この社長の実質金利は6%だったそうで、理由は定期預金がごっそり入っていたからだそうです。

金融業界では実質金利のことを「ジッキン」と呼ぶそうです。これを口にすると担当者はビビる(笑)らしい。

実質金利の計算方法は、「無担保で16億円借りる小山昇の実践銀行交渉術」に書いてあります。

この本は、不動産投資をする人のために書かれたものではありませんが、銀行から融資を有利に引いて経営をうまく回すためにはどうしたら良いのかというノウハウが満載です。

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